「ロコちゃんのおとしものなのだ」
ロコちゃんが、手ぶくろをかたほう落としてしまった。それを見ていたハム太郎たちは、手ぶくろをロコちゃんにとどけてあげることにしたが、手ぶくろが大きくて、思うように前に進めない。このままではロコちゃんにおいつけないと、まいどくんが近道をていあん。どこかの庭を通ったり、へいの上を歩いたり、またべつの家の庭をくぐりぬけたり、とってもたいへんな道だったが、なんとか近道にせいこうした。
ところが、さいごの家の門のところで手ぶくろがひっかかり、どうにも動けなくなってしまった。
そこで、ハム太郎は、どんちゃんにたすけをもとめに行った。どんちゃんはいつものようにねていたが、ロコちゃんがこまると聞くとすぐさま立ち上がり、手ぶくろのところまでひとっとび。そっと手ぶくろをくわえると、家までかけもどった。
そのとき、手ぶくろを落としたことに気づいたロコちゃんが、こまった顔で家の外に出てきた。だが、げんかん先に手ぶくろが落ちているのに気づいて、ロコちゃんはにっこり。
ぶじに手ぶくろをとどけられて、ほっとしたハム太郎たちだった。